相続とは
相続とは、亡くなった方(被相続人)が所有していた財産や権利、義務などを、配偶者や子どもなどの相続人が引き継ぐことをいいます。
相続財産には、預貯金や不動産、株式などのプラスの財産だけでなく、借入金などのマイナスの財産が含まれる場合もあります。
相続が発生すると、誰が相続人になるのかを確認したうえで、どのような財産があるのかを調査し、相続人の間で財産をどのように分けるのかを決める必要があります。
また、不動産を相続した場合には、名義を相続人へ変更するための「相続登記」が必要です。
相続手続きは、財産の種類や相続人の状況によって必要となる手続きが異なります。特に、相続人が多い場合や不動産が複数ある場合などは、手続きが複雑になることがあります。
事業承継とは
事業承継とは、会社や個人事業の経営を、現在の経営者から次の経営者へ引き継ぐことをいいます。
単に会社の財産を引き継ぐだけではなく、会社の経営そのものを次の世代へ引き継ぐことが事業承継の大きな特徴です。
事業承継では、経営者の交代だけでなく、会社の株式や事業用不動産、経営に必要な許認可、取引先との関係など、事業を継続するために必要なさまざまな事項について検討する必要があります。
事業承継の方法には、親族への承継、従業員などへの承継、第三者への承継などがあります。
相続と事業承継の違い
相続は、基本的に「亡くなった方の財産を相続人が引き継ぐこと」です。
一方、事業承継は「会社や事業を次の経営者へ引き継ぎ、事業を継続していくこと」です。
たとえば、会社を経営している方が亡くなった場合、その方が所有していた財産については相続の問題が生じます。同時に、会社の経営や株式を誰が引き継ぐのかという事業承継の問題も生じることがあります。
そのため、会社を経営されている方にとっては、相続対策だけでなく、元気なうちから事業承継について準備しておくことが重要です。
早めの準備が大切です
相続も事業承継も、実際に問題が発生してから対応しようとすると、家族や関係者の間で意見がまとまらなかったり、手続きに時間がかかったりすることがあります。
特に事業承継については、経営者の方が元気なうちに、誰に事業を引き継ぐのか、会社の株式や事業用資産をどのように引き継ぐのかなどを検討しておくことが大切です。
司法書士は、相続登記をはじめとする相続手続きや、会社の登記、株式の承継など、相続・事業承継に関するさまざまな手続きをサポートしています。
「何から始めればよいのかわからない」という段階でも、お気軽にご相談ください。
大切な財産と事業を次の世代へ円滑に引き継ぐために、早めの準備をおすすめします。